3月の講習会報告
みやび洗しみ抜研精会、3月の講習会は
静岡の「日本しみ抜き研究会」会長、小林清吾先生をお迎えしての講習会となりました。


小林先生の講習会は、毎年3月の恒例講習会となり行われておりますが、
毎回、最新の情報やしみ抜きの新薬剤、しみ抜き技術など、大変貴重な講習内容となるため
いつもよりも増して、集合時間前に集まる会員達の姿が多く見られました。
それに、話が盛り上がってくると・・・・
本当はナイショにしておく筈だった「話」や「薬品」までプレゼントしてくれるのが、毎回の楽しみでもあります。


これも毎回恒例となっている「現物実技講習」ですが、
会員それぞれのお店でお預かりした超難題しみ抜き品を持ち寄り、
小林先生がどの様にして処理して行くのか!?を講義して頂くのも大変参考となります。
各自それぞれしみ抜き技術を持った会員達ですが、
自分の処理方法とは違う技術や薬剤にふれる事で、新しい発見や技術習得となります。
今回の講習で小林先生の作業内容を見ていて気付く事は
同じ”薬剤”を使用しているのに”効果の差”が現れることに不思議さを感じ、
改めて「基本処理の大切さ」を痛感させられました。

上の画像も今回紹介して頂いたスレ直しの「新テクニック」です。
品物に出来てしまった”スレ”の修正方法(こちら )は以前にも講習して頂きましたが、
品物によってはスレ直しした箇所と正常な部分とでは、違和感がでてしまいがちです。
そんな時、ある”モノ”を使い、ちょっとした”下準備”をすることにより
修正後の仕上がりの状態が格段に良くなります。
このテクニックを見ていた会員からは、驚きと感心の表情が見られ、
とても満足した講習会になった事でしょう。
小林先生、有難う御座いました。
2010年03月17日 (177日前)
2月の講習会報告
「みやび洗しみ抜研精会」2月の講習会ですが、
講習会場のある新潟市では26年ぶりの大雪で、
道路状態・公共交通状況とも悪く、会員の皆さんがちゃんと来れるか心配でしたが、
誰一人、遅れる事なく講習時間に集まりました。
遠くは「佐渡ヶ島」や「南魚沼」、「村上市」から講習会に駆けつける人も居ます。
聞くところによると、通常より早い時間(まだ外は真っ暗だったでしょう)に出て来てたり、
心配なので”前の日から泊まり”で来ていたという事でした。
月に一度の講習会。
それに遅れる事のないように参加しようとする、講習会への志の高さ、熱意に感服すると共に、
そこまでして「参加しよう!」と思わせる、みやび洗しみ抜研精会の講習内容の素晴らしさに、
改めて気付かされた講習会でもありました。


午前は、みやび洗しみ抜研精会の平成22年度総会を執り行い、
収支決算や今年度の事業計画など報告され、
その他として会員それぞれの会に対しての思いなどが、熱く語り合われました。


午後からは、大堀指導員から自店での実例を交え、
今後のクリーニングの動向や新素材やそれに伴った商品の取り扱い方などの講義。
続いて、櫛谷指導員より「地直し」に付いての講義がありました。
「地直し」(染色補正)に付いては以前より講習してましたが、
改めて”基本中の基本”を再度勉強することにより、気付かされる事があります。
「技術にはまだまだ向上の余地がある」・・・・「一生勉強」
今の技術に奢る事なく、研鑽を続けてまいります。
ファッションケア大堀のページ・・・・こちら
櫛谷クリーニング店のページ・・・・こちら
2010年02月09日 (213日前)
稲村 ドライ<しみ抜き事例 2>
みやび洗しみ抜研精会会員店、稲村ドライより
着物の「色剥げ修正事例」を紹介します。

品 物 :色紋付
品物の色:グリーン
組成表示:絹100%
状 態 :お稽古事で着用していた着物で、
襟・両脇部分に脱色が確認された。
処 理 :クリーニング処理後、脱色部分に染色補正(色掛け)処理。


<修正前> <修正後>
お客様からの御預かり時点で、襟・両脇の脱色は確認出来ていました。
お稽古事で着用するぐらいなので、今までキチンとしたお手入れを
していなかったそうです。
今回紹介したいのは、修正方法。
通常、比較的小さい部分染色補正は”筆”を使用しますが、
この事例は範囲が広い為、ピースガンを使い補正処理をしました。
ピースガン処理の長所は、何といっても処理時間が早い事でしょうか!?
広範囲の修正に筆での修正はキツイものがあります。
それに”平ら”に仕上げられる事も利点です。
ですが、微妙な色具合の調整は難しいので、筆との両使いが望ましいと思います。
稲村ドライのホームページ・・・・こちら
2010年01月21日 (232日前)
2010年
明けまして
おめでとうございます。
日頃「みやび洗しみ抜研精会」会員店を
お引き賜り、厚くお礼申し上げます。
本年も厳しい状況の中、会員一同
御客様の大切な御召物のクリーニング、
しみ抜きに研鑽して参ります。
本年も宜しくお願い申し上げます。
みやび洗しみ抜研精会 会長
2010年01月06日 (247日前)
12月の講習会報告
今年は「塩沢への研修旅行」に始まり、
「研精科終了ペーパー試験」や「試験布による一斉実技テスト」
和服講習として「着物の洗いの基本」と「着物の仕上げ」を行いました。
そして、昨年に続き「古町どんどん」にも参加という、
とても充実した活動内容だったと思います。
今年最後の「みやび洗しみ抜研精会」講習会は、
年内に収める品物の「現物処理」と「金線描き実技」を行いました。


「金線描き」は、模様をチャコペーパーを使用してテスト布に写し、
下書きの線に沿って金・銀粉をバインダーと混ぜて描きます。



着物の模様に金・銀粉で描かれているものが、
経年劣化により剥げ落ちてしまった場合等に
この技術が必要となります。
細い線を描くのが難しいところです。
実技終了後、今年最後の講習会ということで「ミーティング」を行いました。
会員全員がそれぞれ今年を振り返っての感想を話しあった結果、
最も多かったのは、
「みやび洗しみ抜研精会に入ってとても勉強になり、入会して良かった」という意見でした。
そして、みやび洗研精会ならではのミーティングとして、
(滅多に無い事なのですが)自店での事故事例の報告をして貰いました。
これは、現在の多種多様な素材における作業事故実例を共有することにより、
会員店で同じ事故を起こさないようにと啓発するものであります。
何かと同業者同士では、失敗事例など話たがらないのが常ですが、
みやび洗研精会では
「自店の技術(知識)をUPさせる事が、ゆくゆくはお客様の為になる」
という考えのもと講習活動を行っています。
貴店も「みやび洗しみ抜研精会」に参加しませんか?→入会案内ページへ
2009年12月09日 (275日前)







