2月のみやび洗しみ抜研精会講習会は、
今年最初の講習会ということもあり、まだ3mも積雪の残る南魚沼や村上、佐渡ヶ島の会員が、開始時刻に遅れることなく参加という素晴らしいスタートで始まりました。
その今年第1回目の講習会内容は、「溶剤管理」の講義と「接着剤のしみ抜き」(テスト布)について行いました。

資料(558).JPG

 

「接着剤」といえば・・・

最近放送された『ほこ×たて』(フジテレビ) では、「何でもくっ付ける接着剤」と「絶対に引き離す磁石」の対決(接着剤の勝ち)や、
『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ)では、「強力接着剤」対「巨人の小笠原」の対決(小笠原の勝ち)など、
対決番組に登場する程の屈強な物質ですが、我々クリーニング店にも度々しみ抜き依頼で持ち込まれる「厄介なシミ」の種類でもあります。

そんな「接着剤」を2種類付け、テスト布を作り今回は染み抜実技としました。

資料(546).JPG<しみ抜き  前>

 

 

染み抜き終了後、各自の染み抜き方法等を順番に発表して技術・知識を共有することにより、新しい気づきと共により一層技術の向上に役立てます。

資料(556).JPG

資料(559).JPG

 

「接着剤のしみ抜き方法」だけでなく、しみ抜き全般に言えるポイントとして、温度・時間・運動を上手く使いこなすことが大事ですが、
今回、各会員の報告を聞いていて分かった事として、温度・時間・運動のうちの「時間」を上手く使った人の結果が良かった様です。
「接着剤」を「染み抜き剤」で溶解させる時に、急いで物理的運動を掛けすぎた人の結果はあまり良くありませんでした。(方法により全てにおいてそうとは言えません)
今回は「ウール地」に付いたという条件でしたので、時間と温度を上手く使いこなすことが綺麗に落とせた人の共通のポイントで、時間を掛け有効に染み抜き剤を働かせる㊙テクニックのアドバイスなども飛び出し、今後の接着剤の染み抜き時に大変為になったディスカッションでした。
しかし、それが違う素材(シルクなど)の時は今回の方法が当てはまらない場合もありますので、そこを見極める事も大切な技術の一つです。

資料(547).JPG<しみ抜き  後>

 

テレビの企画でも登場するような難解な物質・・・「接着剤」

 

そんな「接着剤」でお困りの方は・・・「みやび洗しみ抜研精会会員店」


注)番組で使用された接着剤と同じ種類ではないと思います。接着剤の種類・素材により落ちにくいものもあります。

 

 

2011年02月09日 (7年前)

1月のみやび洗講習会は正月の為、お休みでした。

 

そこで今回は、みやび洗しみ抜研精会会員店、稲村ドライ ホームページのリニューアル報告をします。

HP3.jpg稲村 ドライ  ホームページ

 

今のIT時代、物を調べようとする時に始まり、購入、販売、問い合わせなど・・・ありとあらゆる事がインターネットで行われるようになりました。

当然、我々クリーニング店を調べる時もインターネットの検索機能を利用し見つけ、依頼してくる事も多くなり、これからはもっと増えてくることでしょう。

しかし!肝心の「自店のサイト」(HP)が無ければ、検索される事もなく、当然「サイトを見てクリーニングをお願いすることにしました」というチャンスが無くなる訳ですから、見過ごす事はできません。

 

「稲村ドライ ホームページ」制作には、「みやび洗しみ抜研精会」のサイト、賛助会員の「森山機材 ホームページ」制作でお世話になっている
 Can-Ta Design さんにお願いしました。

 

can-ta.png

 

Can-Ta Design」さんといえば、クライアントの要望に合った制作方法を提案し、親切・丁寧な対応と、卓越したデザインセンスで評判ですが、その事は今まで依頼した事で実証済みです。

 

サイト制作依頼・制作事例はコチラ・・・Can-Ta Design

2011年01月08日 (7年前)

12月のみやび洗しみ抜研精会講習会は

今年最後の講習会ということで、ミーティングを行いました。

資料(515).JPG

 

まずは、先月に行われた「関西 洗匠会10周年記念大会」に参加した会員より、
参加報告と感想を述べて貰いました。

その後、今年を振り返り、会員それぞれ一言づつ意見や感想を貰いました。

今年の講習会は良かったという意見が多かった中、
「私的なことですが、交通事故に遭い大変な思いをした」という意見も出ました。
幸いなことに怪我はなかったそうですが、営業車が廃車になってしまったとのことです。
今回の場合は追突されたという事でしたが、年末に向かい何かと忙しくなる時期ですので、
今一度、気を引き締める良いキッカケとなる話をして頂きました。

このように色々な意見や要望を頂いたので、役員会議にて来年の講習会に役立てたいと思います。


午後からは「現物処理」

資料(521).JPG

資料(522).JPG

年内に納入したい品物など、各自がそれぞれ限られた時間内ですが、集中して作業を行いました。

 

資料(520).JPG

 

こちらは、総絞りの羽織に付いた古い黄変しみです。
難しい染みの部類に入ることは間違いないでしょう。

 

資料(523).JPG

 

品物の特性を熟知していることと、今までの経験により処理することが出来ます。

限られた時間での作業の為、画像の状態まででしたが、
引き続き処理を進めることにより良くなると思います。

2010年12月08日 (7年前)

11月のみやび洗講習会は「ゴム糊使用での防線法による模様描き」をしました。


資料(506).JPG

資料(507).JPG

 

この技法は・・・

着物の絵柄部分に染みが付いていた場合、染みを落とす工程上しかたなく絵柄まで抜いてしまう場合の修正時に必要な技法です。

 

作業工程としては・・・

まず、染めたい場所に元となる絵柄を写し、防線をしてそこに染色していき、その後防線を落とします。

資料(504).JPG

 

この時の注意点として、「防線」がキチンとされていないと後の染色工程の時に染料が走り、絵柄の枠よりはみ出してしまい柄がボケてしまいます。

 

資料(512).JPG

資料(513).JPG

 

染色が終わり、出来上がったものが・・・

資料(508).JPG

資料(509).JPG

 

2010年11月13日 (7年前)

10月のみやび洗講習会は「仕上げ」についての講習でした。

資料(475).JPG

資料(478).JPG

 

吉田指導員からは「着物と袴の仕上げ」を実技を含めて講義していただきました。

今までも着物の仕上げは幾度かやってきましたが、
修正器具を使用した、完全な「修正仕上げ」の講習でしたが、
今回は「普通仕上げ」の方法(特別な器具を使用しない方法)を
講義してもらいました。
それでも着物というものは、多少なりとも着用による詰まりなどの
寸法のくるいが出来ていますので、仕上げ方法のポイントはしっかりと押さえておく必要があります。

資料(479).JPG

資料(480).JPG

 

続きまして、会員からの要望が多かった
「テーラー仕上げ」の講義を大堀指導員よりしていただきました。

資料(483).JPG

資料(487).JPG

 

大堀指導員は WHS整形仕上技能講習会 にて技術を取得し、
日頃の仕上げに生かし、お客様に喜ばれています。

では、なぜ「テーラー仕上げ」なのかと言いますと、

 <紳士スーツの縫製技術>
「イセコミ」「オイコミ」「クセ取り」などの技術を、縫製技術やテープ・芯などを駆使して体にフィットさせること。体形に合わせ立体的に作ると、着心地が軽い感じの服になります。
それを「クリーニング」することにより生じる、くるいやズレを仕上げ技術により元に戻す必要があるからです。

仕上げのポイントとして・・・・

①上 衿
②ラペル
③袖(アームホール)
④見返しの下り
⑤地の目通し

などを、実技を含め講義してもらい、会員は熱心に聞いていたので
今後の自店での仕上げに生かしていけると思います。

資料(485).JPGもう一つ重要なのが使用する「ハンガー」の種類。
せっかく、人体の体形に合わせた仕上げを施しても、適切なハンガーを使用しなければ型が崩れてしまいます。
それには「適度な厚みのあるモノで、肩のラインに沿ったカーブのあるもの」を使用しなければなりません。
みやび洗研精会員店では適切なハンガーを選び、お客様のスーツの最善なメンテナンス方法を心掛けています。


午後からは各自が「現物処理」を行いました。
資料(474)2.jpg

 

こちらの画像は実際にお客様からお預かりした品物で、
紬の着物に付いた10年以上前の古いシミの事例です。
前に他店へ依頼した事があったとのことですが、
古いシミということで、完全に落とす事ができずにいたところ、
どうしても諦めきれないということで、「みやび洗会員店」の
滝沢クリーニング店に持ち込まれた品物です。

 

資料(482).JPG←結果はコチラ

 

一部分だけですが、講習時間内で綺麗に取り除かれています。
他の部分も同様の処理を施す事で除去できると思います。

滝沢クリーニングさんと言えば・・・「真面目で温厚」
業界の誰もが認める人柄の良い方として知られていますが、
その人柄が仕事面でも生かされていると評判のお店です。
以前からしみ抜きの勉強はされていたのですが、
みやび洗しみ抜研精会に入会して4年、確実に実力を付けている人です。
自店の強みとして力を入れているのが、衣類の「全体漂白」(復元加工ともいう)
汗などにより黄ばんでしまった衣服を元通りにする技術です。
この技術はどこのクリーニング店でも出来るという技ではなく、
衣服の状態の見極めや薬品を使いこなす知識が無ければできない技なので、
それが出来る数少ない店の一つです。

 

 

滝沢クリーニング店のページ・・・ここ ←クリック!

 

2010年10月11日 (7年前)

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