新潟県も梅雨本番、蒸し暑くて嫌な日が続きます。

さて、本日の講習会内容は、主に色修正についてです。
シミ抜きの過程で、地の色を剥がした場合(あえて剥がす場合とやりすぎて剥がしちゃう場合)、地の色に限りなく近い色を染色し直し、元の状態に戻す技法の事を言います。

ただ、繊維の種類、染料の知識、経験がないと色修正は出来ないため、色修正がうまいクリーニング屋はごくわずかです。

現物を持ち寄り、それぞれどんな対応が良いのか話し合っていきました。

◆草木染めの着物の紹介
草木染めの着物、某女優さんがお召しになられたという事で、今回会に持ってきて頂いた品物。
草木染めで染色されているため、注意が必要。
草木染めの過程で鉄を使用します、その金属と薬品が化学変化を起こし変色を引き起こしてしまう可能性があるため、要注意しなければならないのです。
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◆ダウンのクレーム事例の共有
クリーニング店が適正な洗い方をしてもプリントがはげてしまったという例のご紹介。

こうなった場合、どういう対応をしたらいいか、今回のメーカーの考え方、対応を、共有させてもらいました。

◆コートの撥水加工
撥水加工の仕方も様々。
ムラにならないように、撥水加工するには?
撥水加工の種類ややり方などを指導員から共有させて頂きました。

◆コートについたボールペンのインクのシミ抜き

ボールペンのインクはとてもやっかいです・・
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◆帽子の日焼けの修正
帽子は日焼けがしやすい品物

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こんな感じで会員は日々勉強に勤しんでおります。

お困りごとがあるお客様ご相談くださいませ(^^)

2017年07月05日 (1年前)

本日の講習会

◆講習内容

〇石油系ドライクリーニングで使う【ソープ】についての実験

どういう実験かといと・・

スーツなど水で洗えない品物のクリーニングは通常【ドライクリーニング】でクリーニングされます。

ドライクリーニングとは・・簡単に言うと、有機溶剤という特殊な溶剤を使ったクリーニング方法、デリケートな衣類に適したクリーニング方法です。

ソープとは・・要は洗剤の役目。

ドライクリーニングの溶剤だけでは、汚れの落ちが悪いため、ソープ(洗剤的役割)を適量入れ機械をまわすことで、汚れの落ちをよくするのですが、

ここでひとつ弱点が。

実は水が大敵。

ご存知のとおり、水と油は混じりません。

空気中の水分が多かったり、衣類が濡れてしまっていたり、(要は、溶剤やソープの中に水が入り込んでしまうと)、弊害げ出てしまうんです。

①衣類がシワになる

②濃い色が出てしまい、他の衣類に色移り(移染)してしまう

だから水は大敵なんです。

※あえて水を加えてクリーニングする裏技もあるのですが、ここでは秘密。

ここで使うソープの役目のひとつに、どれだけ【水を抱けるか】ということがあげられます。

専門用語のため、詳しくなおすと、どこまでの水が入り込むまでは安全にクリーニングできるか、逆にどれだけ水が入り込んだら安全にクリーニングできなくなってしまうか、ということ。

その基準を明確にする事が目的であり、ドライクリーニングの特性を改めて認識し、安全にクリーニングが行える基準を明確にするために今回の実験が行われました。

 

~~実験~~

①ソープを200CC用意します。

②水を10CCずつ入れていきます。

③経過観察(乳化という現象を起こしたら、そこが水を抱ける限界という事)

これによってそのソープが水を抱ける量が多いか(安全か)、漠然とした言い回しですが、良いソープか、ということがわかります。

これが各自持ち寄ったソープ、

 

元のソープ

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乳化後のソープ

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実験結果がこちら↓

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写真をご覧いただくと、なんと110CCも水を抱けたソープが!!!

みんなどこのメーカーだ?なんのソープだ?と興味津津でした。

 

どこのソープか知りたい方は、(クリーニング屋さん)はぜひ、当みやび洗いまで。

会員募集中です~一緒にシミ抜きを勉強していきましょう!

 

◆着物の仕上げの講習

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着物、袴と、どういう風な流れで仕上げをしていけばいいか、きれいに仕上げられるかなど、議論しあいながら、進めていきました。

 

当みやび洗いにはとてつもない技術を持つ人が数多く在籍しております。

お困りごとの際はぜひお問い合わせください(^^)

★今回の記事を担当したのは★

北陸クリーニング工場(新潟県柏崎市)の平川です。

2017年05月08日 (1年前)

今回から記事投稿の一役を担当させて頂く事になりました、北陸クリーニング工場(柏崎市)の平川です。よろしくお願いします。

本日は特別講師、小林先生をお招きしての講習会となりました。

クリーニング店の売り上げの厳しい時期3月、さらには、年々、クリーニングの消費が減り、
クリーニング業界が冷え込みつつある、中で今回の講習会。

そんな中、先生がおもしろい発言をされておりました。

クリーニングは【苦利忍具】だ。
苦しい、
利益が出ない、
耐え忍ぶ、
アイロンなどの道具

あまり良い言葉ではないですね、、

しかしそんなご時世ですから、クリーニング店も変化していかなければなりません、全会員、集中して耳を傾けておりました。

では講習会の内容です。

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・某消臭剤

これは驚きでした、誰でも使った事がある、衣類用の消臭スプレー。
クリーニング業界では当たり前の話ですが、消臭スプレーでは臭いはとれません、一時的に隠れているだけなんです。

だからちゃんと洗わないと臭いも汚れも取れません。

では、そんな消臭剤をスプレーして時間を置くとどうなるか、、、

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驚きの結果です。

特に5回以上スプレーをして、時間を置いた試験布はやばいですね。

みなさん、消臭スプレーは適度に。
やはり定期的にクリーニングに出しましょう。

 

・ウェットクリーニングを活用しよう
こんな実験をされたそうです。
様々な汚れをつけ、

ドライクリーニング
水洗い
ドライクリーニング+水洗い

で洗った後の汚れの落ち具合を実験した結果です。

ドライクリーニングのみ

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ウェットクリーニングのみ

ドライクリーニング+ウェットクリーニング

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確かにドライクリーニング、水を使ったウェットクリーニング、それぞれ良い点悪い点ありますが、水洗いをした方が汚れかかなり落ちているのがわかりますね。

ドライクリーニングだけではなく、水洗いを活用したクリーニングをもっと取り入れていく事がお客様のためになっていくのではないでしょうか。

・シミ抜きに使う薬品の説明
シミ抜きに使う薬品は様々。またメーカーから買う薬品も色々なものが混ざっています。
どんなシミに何の薬品が効くか、また薬品の取り扱い注意点を学びました。

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個人的には、シミ抜きの薬品の使う順番を間違えてしまい、シミが落ちなくなってしまった事があったので、深く学ぶ事が出来ました。
今回の講習会で学んだことを一つでも自店で実践していこうと思います。

 

2017年03月05日 (1年前)

4月のみやび洗講習会は「色の三原色」についての講習会でした。

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染み抜きをするうえで、どうしても地色を抜いて染み抜きをしなければならない場合があります。

その場合は、抜いてしまった色を染色補正により修正をしなければなりません。

色を修正するには「色の三原色」の原理を理解していなくては修正が出来ませんので、

今回の講習会では新しく入会した講習生の為と、基本の復習を兼ねての講義となりました。

 

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今回用意したのは「綿の布」「直接染料」「防染糊」(防染用蝋)

 


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上の画のように、三色の染料が交わらないように防染糊で防染をしていきます。

この時にキチンと防染されていないと染めた後が綺麗になりません。

これは昨年、金沢へ加賀友禅の研修旅行に行った時の勉強が役に立っていると思います。

 

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そして染めていきます。

色の交わった部分は混色となり、色が変化しているのが分かります。

 

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出来上がり。

ちゃんと三原色の原理通りに染め上がりました。

この経験を元に、今後の染色補正に役立てていって欲しいです。

 

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ベテラン会員は自分の使っている染料の「カラーチャート」作りや、

ハンカチに「型染」をしたりして、各自それぞれ染料について色々な課題をこなしていました。

 


貴方も「みやび洗研精会」に入会して、一緒に研鑽を重ねませんか?

「みやび洗しみ抜研精会 会員募集」のページ

2016年04月19日 (2年前)

3月のみやび洗講習会は、新 大堀会長の挨拶から始まりました。

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そして3月の講習会恒例となる静岡の「日本しみ抜き研究会」講師の小林 先生をお招きしての講習会でした。

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前半は「薬品について」の講義。

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使用する薬品の違いにより、シミの動き方にも違いが現れることをテスト布を用いて解説。

その後「カレーのシミ」について解説。

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カレーのシミはしみ抜きをしても最後に少しばかり『黄色み』(色素)が残ることが多く、落とすのに漂白剤等を使用したりしますが、

色柄物の場合にはあまり使用したくないこともあります。

そんな時に、薬品を使用せずに安全に『黄色み』を消す方法を解説して頂きました。

最初、聞いたときには余りにも簡単な方法で拍子抜けしてしまいましたが、

これも立派な技術だと、知識として憶えておきたいと思います。


 

午後からは現物処理

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会員の店に持ち込まれた「Yシャツの胸に付いたインク爆発のシミ」の事例。

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インク爆発のしみ抜きは大変手間の掛かる染み抜きなので、受け付けを断る店も多いと聞きます。

しかし、みやび洗しみ抜研精会ではインク爆発のシミにも対応できるよう日々研鑚を重ねています。

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ビフォーの画像を撮り忘れてしまいましたが、500円玉よりも一回り位大きなインク爆発のシミがしっかり付いていました。

しかし、小林先生に掛かるとシミ抜きの解説をしながら見る見る落として行き、

結果、何処に付いていたか殆ど分からない状態にまでなりました。

本当に巣晴らしい技術だと思います。

 


貴方も「みやび洗研精会」に入会して、一緒に研鑽を重ねませんか?

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2016年03月09日 (2年前)

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