新元号「令和」になりまして初の活動報告です、4番平川に代わりましてピンチ筆者の土田がお送りします。

5月の今回は新潟市中央区古町通7番町にお店があります呉服屋「和gen」から店主の佐藤圭三さんを講師にお招きしての講習会となりました。

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襟付きシャツの上から着物という書生スタイルで現れた佐藤さん!着物を売る側の人間として、世間の方に着物をもっと気軽に着てもらいたいという願いからご自身も普段から着ているのだそうです。

なぜそう願うのか?

着物といえば一般的に

・高い

・着付けが難しい

・脱いだ後の畳み方も分からない

・自分で洗えないから汚したくない

・ファッション性が無い

・着る機会が少ない

等々取り扱いの難しいイメージが強く、例え持っていても自前のものを出さずに敢えてレンタルする人が今は多いのだとか。

それによって20年前とは打って変わって娘さんが生まれたら自然と買ってあげるという家庭が減り、塩沢ほど上質な着物の産地でも担い手枯渇に悩み、和裁士さんも絹すらも殆どが海外頼りになり・・・

と業界としての苦境を沢山教えて頂きました。

 

新潟県は着物の生産数が京都に次いで2位なのだそうです。

伝統工芸品も全国3位で17品目あり、その内7品目が塩沢紬や小千谷縮といった織物・・・!

なのにそれらが失われつつあるのは悲しいことです。

せめてクリーニング屋さんとしてお手入れの面から少しでも敷居を低くするお役に立てたらなと思った講習会となりました。

今回はGW中にも関わらず和gen佐藤圭三さんに講師にお越し頂きまして改めてありがとうございました!

 

和genさんのオフィシャルHPには店内の様子や店員さんの紹介までされています。

和gen(わげん)です。

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雑貨屋さんの様な明るい雰囲気のお店なので気になった方は是非一度足をお運び頂けたらなと思います。

~午後~

◆貝瀬指導員からのアドバイス!

今流行りのシームレスダウンの劣化が2件確認されたとの事。来年は気を付けるべし。

◆100万円もする加賀友禅の着物のシミをみて・・

後藤さん持ち込みの加賀友禅についたシミを見て、こういうのは成人式の日に酔っ払いが汚い手で肩とか背中とか触って来るから付くんだ。

俺らはそういうのを汚れから読み取らなきゃ余計な事してしまうんだからちゃんと考えなきゃいけないよ。

着て汚れる場所も想像してシミ抜きに挑む事が重要!!

 

◆山羊皮のダウン???
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貝瀬さん「これ何だと思う?」

滝沢さん「白っちゃけてますね」

「絹ですか?」「絹?」「絹ですかね?」

貝瀬さん「違うよ」

後藤さん「スエードでしょ?」

土田「え・・・ダウンでやぎ革?初めて見たこんなの」

貝瀬さん「これいくらすると思う?」

若井さん「アルマーニ・・・20万でも買えるかな」

後藤さん「30万!」

貝瀬さん「これアウトレット品だから25万だけど元は50万だ」

若井さん「確かに洗濯表示の端が目印で切られてますね」

貝瀬さん「お客さんからアウトレットと正直に教えてもらえてたから良いけど、これは洗えないから」

柳澤さん「そう!だから俺も一個一個ちゃんと洗濯表示見るようにしてる」

貝瀬さん「袖の部分はポリエステルだからそこのシミだけ落として、縫い目から飛び出てるダウンを一本一本抜いて、スエード用のブラシで革全体を下から優しく梳かしてっていうように洗うんだ」

宮路さん「いいお客さんが沢山いていいですね・・・」

という一幕

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このように一回も見たことない、高級品が突然出たりします。

そんな時に、これで大丈夫でしょって簡単にクリーニングしてしまうのは絶対ダメ!

思わぬリスクがあったりします。

いざそうなってしまわないように、会員同士、珍しいもの、手の込んだ品物、高級品など、共有しあっています。

 

春の繁忙期、しまって営業していきましょーヽ(´▽`)/

まいど!ピンチヒッター土田でした♪

2019年05月20日 (284日前)

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