6月の講習会報告(刷り込みによる模様描き)
6月の講習会は、中村・貝瀬指導員による
「刷り込みによる模様描き」実技をしました。
題材は「藤の花」
「藤の花」の模様はみやび洗のマークにも使われている花です。
まずは見本の模様を「型紙」に写し取り、型抜きをします。
この時、綺麗に型を抜かないと出来あがりに影響するので
丁寧に型をデザインナイフで切り抜いていきます。
とても細かい作業なのですが、皆さん集中して作業しています。
型が出来たら「刷り込み」作業に入ります。
この刷り込みにも特別なテクニックが要ります。
ただやみくもに刷り込んだだけでは色がにじんだり、裏にまで染料が浸透してしまうので
染料の濃度・筆にどの位染料を付けるか・刷り込み時の方法、力加減など
熟練の技術が必要なのです。
出来あがった作品です。
「藤の花」といえば”紫”色を想像しますが、
それぞれ個性が出ていて大変素晴らしい出来ばかりでした。
今回の「刷り込みによる模様描き」はしみ抜き技術の一つで、
シミを落とす状況で、どうしても地柄を冒してしまう場合の修正や、
落としきれない場合(ほとんど有りませんが)に同じ柄を上から描く時に使います。
去年の「古町どんどん」のイベントに”模様描き体験”をしましたが、
とても好評だった事を思い出します。
今年も機会があったらまた参加したいので、その時は是非!御体験ください。
2009年06月10日 (14年前)
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