5月の講習会報告(着物仕上げ講習)
4月に行われた「研精科終了テスト」を返却し、
各指導員より、設問ごとの解説をして頂きました。
着物の取り扱いや、各部の名称など奥が深く、
覚える事が沢山あり、これからも引き続き勉強をしていかなくてはなりません。
その後、吉田指導員より「着物仕上げ実技」が行われました。
着物は着ているだけで汗や体温により縮み・型崩れを起こします。
この留袖は以前当会員店以外に出したと見られ、
適正な修正せずに仕上げられた為、裏地がダブついている。
吉田指導員”特製”の仕上げ器具を使い、
元の型に戻すように仕上げていく。
これほど型崩れした着物を修正するのは
大変時間と手間がかかるので、
着物のクリーニング代はそれなりにかかってしまうが、
本当の仕上げをする店に依頼したのなら適正料金だと納得するはず。
<修正仕上げ前>
表の生地が縮んでいるため、
比翼部分が見えている状態。
<修正仕上げ後>
表生地を修正して元の状態に仕上げ直した。
2009年05月09日 (14年前)