本日の講習会ですが、少し変わったところでの講習会となりました。
古民家を改装した料理屋さんにて。
リビングスペースを使い、行いました。
今回は着物を幅広く知る先生をお招きし行いました。
※今回は動画メインの素材のため文章での報告は限界がありましたのでご了承ください。
今回は、そんな動画でないと伝わらないたたみかたや仕上げ方はもちろん、実はこんなことわざは着物が由来なのか!と気づかされることが多い講習会となり非常におもしろかったです。
◆着物の分類
長着・帯・長襦袢・半襟などに大別されます。
半襟とは、クリーニングが発達してなかった頃の名残のもので、直接肌と着物が触れて汚れないように、とできたものだそう。
「ほうほう~」
◆パンツの話
昔の日本人、パンツを履く習慣がなかったそうだ。女性は腰巻(おこし)、男性はふんどしを身に着け着物をきていたそうだ。
しかし、ある時、何階建てかの店舗が火災になり、屋上付近に逃げ遅れた人々がいたそうだ。
下の人たちは「とびおりろ!」と声をあげるが、逃げ遅れた人々の多くは女性で、着物の中が見えるのを恐れそのまま亡くなった方が多くいたそうだ。
それ以降、今のようなパンツが下着として一般的になったそうだ。
◆帯の種類
仕立て・産地・織り方などによる区分がある。
また子供用、男性用、女性用(種類が多い)とある。
種類としては、半幅おび・名古屋・袋帯・丸帯(美術品級)
・半幅おび:浴衣や、普段着に使う
・名古屋帯:後ろのたれがある、
・袋帯
・丸帯:全柄、真ん中を折り、芯を入れて仕立てる
男性
角帯、三尺、約110センチ
・三尺:子供用で短いおびのこと。
・へこ帯:兵隊が由来。洋服(軍服)の上から刀を差すために、したおび→男性用とされる。
⇒違いとして、帯としては同じだが、長さが違う。
・袋帯:六通で、一重目が見えない。→全通柄
柄付け区分は3種類
全通柄、六通柄、ポイント柄。
※ポイント
真ん中からたたむと、お太鼓の部分、柄のところにはっきりとしたたたみジワが出来てしまう。これが「あかん!!」
◆たたみかた
⇒動画
◆アイロン
⇒動画
※ポイント:半分ずつ。一方通行は禁止。
出先〜柄前まで。今度逆から最後の結び目まで。
◆現物処理
毎回行うことですが、それぞれ困った品物を持ち寄り、こうやった方がいい、と意見を出し合い、より良いしみ抜き方法を模索します。
今回は会場が飲食店ということで意見の出し合いにとどまりました。
~最後に~
お昼ご飯として食べた、おいしかった料理もあげておきます!
2020年11月02日 (3年前)
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