8月のみやび洗講習会(加賀友禅 研修旅行)
8月のみやび洗講習会は加賀友禅の勉強のため、金沢へ研修旅行へ行きました。
まずは「加賀友禅をもっと身近に感じて頂きたい」
そんな思いから着物・のれんを始めとして、あらゆる素材に加賀友禅の技法を取り入れたものづくりに取り組んでいられる
『 工房久恒 』の見学をしました。
加賀友禅の歴史の話から、その技法を現代に生かしながら作製した作品の話を
加賀友禅作家 久恒俊治 氏から説明して頂きました。
下の画は加賀友禅の下絵。
柄を布に書き写し、線に沿って防染したものです。
みやび洗研精会でも勉強の為に防染糊を使って染色をした講習をやったので、この作業がいかに難しく大変技術のいる作業か理解しているつもりです。
防染をしたものを見せて頂きましたが、防染糊が均等に細く引かれている布がとても綺麗に思えました。
ただ細く引くだけでも技術がいるのですが、キチンと防染されているのは余程の技術だと感心致しました。
その後、金沢市内の「加賀友禅会館」へ行き見学。
実演していたので少しばかり見学させて頂いていたのですが、
作家の方に「熱心ですねー」と言われてしまいました。
自分としてはそんなに長時間見ていた感覚は無かったのですが、
一般の方はサラッとしか見学していかないのでしょう。
流石!と思ったのは、玄関前に設置してある自動販売機。
柄が「加賀友禅柄」となっていました。
二日目は、日本三名園の一つに数えられる「兼六園」の見学。
綺麗な庭園をゆっくり散策しながら・・・・と思っていたのですが、
気温35℃を超える暑さの中では自然と早足の見学となってしまいました。
その後、「近江町市場」で各自昼食をとり、帰路につきました。
一泊の研修旅行でしたが、沢山のことを勉強できて大変有意義な旅行となりました。
貴方も「みやび洗研精会」に入会して、一緒に研鑽を重ねませんか?
2015年08月05日 (8年前)