3月のみやび洗講習会(小林先生の講習)
3月のみやび洗しみ抜研精会講習会は、「日本しみ抜き研究会」の小林 清吾 先生をお招きしての講習となりました。
毎年3月の講習会にお越し頂き講義して頂くのが恒例となっていますが、いつもにも増して会員の集まりが良いです。
それも毎年内容の濃い講義をして頂いているからに他ならない為でしょう。
新会長からの朝の挨拶を早々に済ませ、小林先生よりご講義願います。
最近のクリーニング業界で話題となっている事柄の説明や、「日本しみ抜き研究会」での指導方法のポイントなど、
研精科生を含め、指導員にも今後の指導方法の参考となった講義となりました。
引き続き「実技講習」となります。
各自作業に入り、分からない事や上手く行かない事が有ったら質問をして処理します。
コチラは指導員が用意した「テスト布」
3種類のインクの染みを付けたものです。
研精科生が苦労して染み抜き処理をしているのを見て、効率良く処理する方法を先生自ら実践して見せます。
処理をしながら、ポロッと言った一言に大変重要なヒントが有るので、少しも聞き逃す事は出来ません。
今回も『アルコール』を染み抜き処理に使用すると数段処理スピードが上がる方法を教えて頂きました。
アルコールの特性を生かした使用方法ですが、詳しい事は書けないので、聞きたい方は「みやび洗しみ抜研精会」に入会してください。
そして、染み抜き後の結果がコチラ
会員皆、綺麗に染み抜き処理した中で、一番早く処理が終わった 若井 研精科生のテスト布を掲載。「若井クリーニング」Facebookページはコチラ。
同じく『タンパク質』のシミを付けたテスト布を先生自ら持参したので、会員で処理をしました。
その後、タンパク質の染み抜きの有効な方法を説明、実際に処理してみせました。
色々な種類の「シミ」の中でも『タンパク質』のシミの処理には時間が掛かると言われていますが、時間を短縮する方法やポイントの説明があり、大変参考となりました。
講習最後にミーティングを行い、色々な質問に答えて頂きました。
「ウエット・クリーニング」の上手な方法、その中でもクエン酸の利用方法なども参考となりました。
2012年03月07日 (12年前)