稲村 ドライ<しみ抜き事例 2>
みやび洗しみ抜研精会会員店、稲村ドライより
着物の「色剥げ修正事例」を紹介します。
品 物 :色紋付
品物の色:グリーン
組成表示:絹100%
状 態 :お稽古事で着用していた着物で、
襟・両脇部分に脱色が確認された。
処 理 :クリーニング処理後、脱色部分に染色補正(色掛け)処理。
<修正前> <修正後>
お客様からの御預かり時点で、襟・両脇の脱色は確認出来ていました。
お稽古事で着用するぐらいなので、今までキチンとしたお手入れを
していなかったそうです。
今回紹介したいのは、修正方法。
通常、比較的小さい部分染色補正は”筆”を使用しますが、
この事例は範囲が広い為、ピースガンを使い補正処理をしました。
ピースガン処理の長所は、何といっても処理時間が早い事でしょうか!?
広範囲の修正に筆での修正はキツイものがあります。
それに”平ら”に仕上げられる事も利点です。
ですが、微妙な色具合の調整は難しいので、筆との両使いが望ましいと思います。
稲村ドライのホームページ・・・・こちら
2010年01月21日 (14年前)
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