2021.6.6講習会 現物処理・擦れなおし
0606講習会
今回の講習会では、急遽午前中のみの講習会となったため、最近の共有と1点の現物処理となりました。
◆過去の品物の事例や、最近の共有
・バーバリーのコートのシミ(おそらくノリの劣化で浮き出てきた)
低温漂白で落ちた。事例共有として。
・過炭酸+過水→ウールの脆化が起きると言われているが果たしてこれはどうかとの疑問。
過水は白度が増す。
「あそこのクリーニング店に出すと白くなる」=「あそこのクリーニング店に出すと寿命が短くなる」※綿の場合、寿命が縮むのではないか。
・カフスのプレス、ストレッチは機械のかけ方次第で伸び方が違う。
・消臭方法の共有(〇〇を使って)→土蔵のカビ、たばこ、焼き肉、加齢臭、樟脳、にかなり効く!
・わきが臭→みょばんを溶かして温度をかける。(黒ものは厳しい)
・革の移染はジメチルホルムアミド→ちゃんと濯げれば使ってOK。
◆色褪せ加工剤を使用した復元方法の共有
色褪せしてしまったダウンジャケットと綿ジャケットを色褪せ復元剤を使った加工(染色はしない中で黒さを戻す加工)で復元しました。
このように復元剤に漬け込み
乾燥して終了。
さて、どんだけ黒さが戻っているか楽しみ!
2021年06月14日 (2年前)