2019.2.3 講習会 総会・現物処理(ウールセーターの色掛け)
2月はいりましたが、あけましておめでとうございます。
今年も講習会スタートです。
今年1年の始まり、まずは総会からのスタートです。
◆総会内容
平成30年度の活動報告に始まり、予算についての監査を行いました。
役員の改正も行い、今期に向け体制が整いました。
講習会の内容を、メンバーの意見を聞き、決定していきました。
・佐渡研修旅行
・商材業者にて現物処理講習会
・新潟市内で頑張っていらっしゃる講師の元にお伺いする講習会
◆大堀指導員に感謝状
長年みやび洗しみ抜研精会に尽力された大堀指導員に感謝状が授与されました。
◆貝瀬指導員の現物事例の紹介
・5年〜10年使ったダウンジャケット、ゴアテックスのウィンドブレーカーの紹介
通常5年〜10年使ったアウター類は、紐の周りや端っこの部分が擦れて脱色してきてしまいます。
ですが、一工夫し、クリーニングを行うことで、ここまで新品のように保つ事が出来るのです!といった事例です。
それもびっくりするのが、復元材を後加工で吹き付けなどして直すのではなく、クリーニングの洗いの工程内で行うというところが素晴らしんです。
それは撥水加工の工程の際に、ある加工材を入れる事。
これで、色褪せが新品のように蘇るんです。
是非これは活用していきたいと思いました。
・カビの生えた革スカートの処理
こんなにひどい状態です。
教わった洗い方を次回以降実践してきます。
◆色の補色についての資料配布
シミ抜きの過程で(特に漂白)、脱色を起こしてしまったり、またあえて脱色を起こすレベルまで行い、色を染色していく際に、【色修正】の技術が必須です。
これも一朝一夕にできる技術ではありません。
資料で学習し、今後の現物処理の中で、繰り返し覚えていくしかありません。
◆現物処理
ウール100%のワンピースの色掛け
【状況】
黄変があり、過酸化水素水でシミ抜き処理
→色が赤く変色
【処理方法】
アルカリ洗剤を塗布→酸ですすぐ→色掛け(薄い青)→定着材を塗布
綺麗に戻りました。
◆現物処理
着物の茶色の汚れシミ抜き
【処理内容】
酵素処理をしっかり行う工程をやりました。
今回記事を担当させて頂きましたのは柏崎市内のシミ抜きはお任せ!北陸クリーニング工場です。
2019年02月03日 (5年前)