2018.7.1 講習会 現物処理・薬品の知識
2018.7.1講習会
◆大堀先生による、薬品知識の講習
・シミ抜きの処理の順番
シミ抜きには順番が有ります。
このような手順を踏まないと、落ちるシミも落ちなくなってしまいます。
その各工程において、どんな薬品があるか学びまします。
・酸とアルカリについて
シミは月日が経つと参加してしまい、落ちなくなります。
◆ゆたかのクリーニング事例の紹介
50年前の品物だそう。
反応元金染料の染め方をしており、洗剤と金が反応し、色が変わってしまうので、要注意です!
50年も経っても、形残るものは残るんですね〜
◆半纏の洗い方
新品の湯通ししてない半纏は、洗うとものすごい色が出てきます。
実際に洗いってみました。
中性洗剤で3回洗い→水すすぎ→酸すすぎ→ソフター
洗っても洗っても濃い色がどんどん流れ出ていきます。
なるべく今後色が出ないような形で、最低限の色を出す。
これぞ、技術!を感じました。
◆流動パラフィンの共有
シルクなどの白っぽいスレが発生した時に、流動パラフィンを使い、黒さを戻す加工の使います。
ゾールと1-2%の割合で混ぜ噴霧
◆着物の受付〜洗い方講習 ビデオにて
着物の洗い
・気候でいうと、湿度の低いカラッとした天気の日がベスト
・予備乾燥をし、湿気を飛ばす
・予備洗い、ネットに入れて1.2分
・ブラッシング
(前処理剤の作成)
ソープ100ccに水を5cc混ぜる 1/20
溶剤800cc加える ソープ100ccの8倍
・本洗い 5分 脱液5分
・乾燥 50度 生乾きで止め、自然乾燥
・ドライチェッカーで、溶剤が残留してないか確認
・仕上げ
〜現物処理〜
◆スレてしまった黒ジャケットの襟の色修正
2018年07月01日 (5年前)