7月の講習会(金線描き・現物の修正)
新潟県も梅雨本番、蒸し暑くて嫌な日が続きます。
さて、本日の講習会内容は、主に色修正についてです。
シミ抜きの過程で、地の色を剥がした場合(あえて剥がす場合とやりすぎて剥がしちゃう場合)、地の色に限りなく近い色を染色し直し、元の状態に戻す技法の事を言います。
ただ、繊維の種類、染料の知識、経験がないと色修正は出来ないため、色修正がうまいクリーニング屋はごくわずかです。
現物を持ち寄り、それぞれどんな対応が良いのか話し合っていきました。
◆草木染めの着物の紹介
草木染めの着物、某女優さんがお召しになられたという事で、今回会に持ってきて頂いた品物。
草木染めで染色されているため、注意が必要。
草木染めの過程で鉄を使用します、その金属と薬品が化学変化を起こし変色を引き起こしてしまう可能性があるため、要注意しなければならないのです。
◆ダウンのクレーム事例の共有
クリーニング店が適正な洗い方をしてもプリントがはげてしまったという例のご紹介。
こうなった場合、どういう対応をしたらいいか、今回のメーカーの考え方、対応を、共有させてもらいました。
◆コートの撥水加工
撥水加工の仕方も様々。
ムラにならないように、撥水加工するには?
撥水加工の種類ややり方などを指導員から共有させて頂きました。
◆コートについたボールペンのインクのシミ抜き
ボールペンのインクはとてもやっかいです・・
◆帽子の日焼けの修正
帽子は日焼けがしやすい品物
こんな感じで会員は日々勉強に勤しんでおります。
お困りごとがあるお客様ご相談くださいませ(^^)
2017年07月05日 (6年前)